TikTokをきっかけとする商品・サービスの購買の1位は、「アプリ/ゲーム」-TORIHADA
2021年3月22日 11時53分更新
TikTokを始めとしたクリエイティブノウハウと最先端のデジタルマーケティングを提供する株式会社TORIHADAは、ショートムービープラットフォーム「TikTok」を利用している10代~50代までの男女を対象に「TikTokをきっかけとする商品/サービスの購買行動調査」を実施し、その結果を発表した。
【調査概要】
・調査対象:TikTokを利用している10~50代までの男女1035名
・調査期間:2021年02月24日(水)~ 2021年03月01日(月)
・調査方法:インターネット調査
今回の調査の参加者は、特に世帯年収が600万以上の方が30%以上と比較的多くなった。
200~400万未満:17.84%
400~600万未満:20.54%
600~800万未満:13.15%
800~1000万未満:8.1%
1000~1200万未満:5.75%
1200~1500万未満:2.0%
1500~2000万未満:1.41%
2000万以上:1.29%
わからない:21.13%
■3人に1人がTikTokがきっかけで商品/サービスの購入や申込みをしたことがある!
TikTokの投稿がきっかけで実際に商品/サービスの購入や申込を行ったことがあるかと聞いたところ34.01%が「はい」と回答。これはTikTokユーザーの3人に1人がTikTokがきっかけで商品/サービスの購入/申し込み経験があるということになる。また、年代別に見てみると30代が最も購入者比率が高いことが分かった。
ある:34.01%
ない:65.99%
<年代別>
10代:33%
20代:35%
30代:43%
40代:35%
50代以上:18%
■購入や申込みした商品・サービスの1位は「アプリ/ゲーム」
購入や申込をした商品/サービスのカテゴリの中で最も多かったのは「アプリ/ゲーム」で、全体の34.38%を占めた。次に食料品33.52%、スキンケア用品(プチプラ)32.1%、メイク用品(プチプラ)31.25%、日用品30.68%、生活雑貨30.11%、アパレル26.14%という結果となった。
アプリ/ゲーム | 34.38% |
---|---|
飲料/食料品 | 33.52% |
スキンケア用品(プチプラ) | 32.1% |
メイク用品(プチプラ) | 31.25% |
日用品 | 30.68% |
生活雑貨 | 30.11% |
アパレル | 26.14% |
健康食品/サプリメント | 19.32% |
メイク用品(デパコス) | 19.03% |
スキンケア用品(デパコス) | 16.76% |
家具家電 | 15.91% |
美容家電 | 14.77% |
賃貸/不動産 | 5.4% |
その他 | 1.99% |
コロナ禍でおうち時間も増えたことにより、TikTok内のアプリ/ゲームの広告や投稿を見て購買へと繋がったと推測される。
また、今回調査に参加したTikTokユーザー全体、商品・サービスの購入者のみで見ても、webで購入や申込みを行う人が全体の半数以上となった。
■TikTok上のおすすめフィードの動画・コメントの内容が購買の引き金となる!
次に「商品/サービスの購入や申し込みをする際に参考にするTikTokの機能」について聞いたところ、71.6%がおすすめフィードと回答した。
おすすめフィード:71.59%
ハッシュタグ:46.88%
フォロー中フィード:42.61%
検索:28.69%
その他:0.28%
おすすめフィードは各ユーザーの興味・関心に合わせて厳選された動画が表示されます。この優れたレコメンド機能により、ユーザーと動画がしっかりマッチし、購買意欲を搔き立てるという流れが見てとれる。
さらに先述したものを裏付ける調査結果が「参考にするTikTokのアカウントは何ですか?」という問いに対して、「自分の興味や好みに合う一般人」が最も多い回答で58.81%だった。
“フォロワー数の多い芸能人やインフルエンサーが紹介するからいい”ではなく、自分の趣味・趣向に合ったものを身近な人がリアルな声で紹介してくれるからこそより親和性が増すのだと考えらるのではないだろうか。
また83.5%のユーザーが「動画内容」を、66.5%のユーザーが「コメント内容」を参考にしていることも判明した。
動画内容はもちろんですが、他ユーザーがどう評価しているのかをコメント内容で確認するのはECサイトにおける口コミに近い感覚のようだ。
動画の内容:83.5%
コメントの内容:66.5%
コメント数:36.6%
いいね数:30.4%
■短尺動画コンテンツが購買経験のきっかけとなる!
最後に「TikTokをはじめとするSNSで商品/サービスの購入や申し込みをする際に参考にする投稿」について聞いたところ、短尺の動画(1分以内)と59.32%という結果になった。
短尺の動画(1分以内):83.5%
長尺の動画(1分以上):29.66%
画像:29.86%
LIVE配信:17.58%
テキスト:15.17%
その他:0.19%
SNSで商品/サービスの購入や申込みをしない:23.67%
様々なSNSでも短尺動画の機能が追加リリースされていることもあり、現代は短尺動画が主流となってきていると言っても過言ではない。短い動画で知りたい情報だけを手軽に、という風にTikTokきっかけで購買へと繋がっているのかも知れない。
本調査から、TikTokユーザーは若い世代に限らず、自分と趣味・趣向が似通った一般人の投稿を参考にし、動画内容やコメント内容を見て買う/買わないを決めているという購買行動が分かった。
TikTokをプラットフォームとしたマーケティング効果を上げるためには「TikTokクリエイター」を活用しつつ、”リアルを伝える”、”リアルを見せる”というのが大事だと言えそうだ。
会社概要
会社名:株式会社TORIHADA
公式サイト:https://www.torihada.co.jp/
事業内容:クリエイティブプロデュース事業、デジタルマーケティング事業、インフルエンサーマーケティング事業