新聞の満足度調査、第一位は日本経済新聞―日本トレンドリサーチ
2020年6月15日 15時09分更新
分野ごとに大規模なインターネットリサーチを実施し、満足度に関するリサーチ結果をもとに指標を作成している日本トレンドリサーチは、「新聞」の満足度調査を行い、その結果を発表した。
満足度調査をおこなう前に、まずは全国1,121名に「新聞の購読」について事前調査を行い、「新聞を読んだことがある」と回答した方に本調査を実施し、「新聞の満足度」についての評価を聞いた。
満足度ランキングの作成にあたり、122名以上から有効回答を得られた3紙で、各社先着122名の回答を集計した。
122名以上の有効回答を得られた新聞
・読売新聞
・朝日新聞
・日本経済新聞
〇「満足度ランキング」調査概要
調査手法:インターネットでのアンケート
※自社運営のアンケートサイト「ボイスノート」を始め複数の調査サービスを利用して調査を実施
調査対象者:事前調査において提示した新聞について「読んだことがある」と回答した方
※事前調査で条件を満たした方にそのまま続けて本調査を表示し、回答を得た
調査期間:2020年6月3日~6月5日
◆新聞の総合満足度
〇総合満足度1位:日本経済新聞(平均6.779点)
「日本経済新聞」は、日本経済新聞社の発行する新聞(経済紙)であり、全国紙の一つ。経済紙であるため、株価欄を始めとして、経済や産業関係記事が多くなっている。
日本経済新聞にはデジタル版の「日本経済新聞電子版」もある。電子版にはモバイル端末向けのアプリもあり、日本経済新聞朝夕刊を紙面イメージで閲覧できる「紙面ビューアーアプリ」とスマートフォン画面に特化した「電子版アプリ」がある。
〇総合満足度2位:読売新聞(平均6.500点)
「読売新聞」は、読売新聞東京本社、読売新聞大阪本社および読売新聞西部本社が発行する全国紙の新聞。題号は、江戸時代に瓦版を読みながら売っていた「読売」に由来。
読売新聞には会員制のデジタル版「読売新聞オンライン」もある。他の全国紙の有料デジタル版サービスは、デジタル版単独の購読料もしくは紙媒体購読料に1000円程度の追加料金が必要だが、読売新聞オンラインは、紙媒体購読者が「読者会員」として登録することで利用できる、無料サービスとなっている。
マスコットキャラクターには、映画監督の宮崎駿(スタジオジブリ)の作による「どれどれ」と、コウモリをモチーフにした「だっち君」がある。
〇総合満足度3位:朝日新聞(平均6.377点)
「朝日新聞」は、朝日新聞社が編集・発行する日刊の全国紙。題号は、初代主幹の津田貞が「新聞は毎日、日が昇るとともに配達され、何よりも早く手にする。朝日とつけたほうがいい」と命名したことに由来。
題字の背景の図柄が東日本と西日本で異なっていて、東京本社・北海道支社は「サクラ」、大阪本社・名古屋本社・西部本社は「アシ」の図柄になっている。
朝日新聞にはデジタル版の「朝日新聞デジタル」もある。有料会員でなければ読めない記事もあるが、無料登録すれば一部の記事を月5本まで無料で読むことができ、人気となっている。