2割強が、ファッションECで「返品」経験あり。約半数が満足できず― 「Marketing Research Camp」
2019年3月27日 11時34分更新
株式会社ジャストシステムは、マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp」で、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用して実施した『Eコマース&アプリコマース月次定点調査(2019年2月度)』の結果を発表した。同調査は、17歳~69歳の男女1,100名を対象にしている。
【調査結果の概要】
◆「メルカリ」の利用率が、「ヤフオク!」超え
個人間商取引(CtoCサービス)を利用した経験がある人のうち、現在利用中のサービスとして「メルカリ」を挙げた人は47.1%で、「ヤフオク!」の46.2%を上回った。「メルカリ」の利用率を年代別に見てみると、10代(70.0%)、20代(62.3%)、30代(51.4%)、40代(40.9%)、50代(32.1%)、60代(21.2%)だった。若年層ほど「メルカリ」を利用しており、「ヤフオク!」よりも利用率が高いことがわかった(10代の「ヤフオク!」利用率:26.7%、20代:31.9%、30代:47.3%)。
◆10代、20代が洋服を買うのは、「ファッションECアプリ」
EC利用者に、直近1年以内の洋服や靴をEC(ファッションEC※1)から購入したときの方法について聞いたところ、「パソコンからECサイトを利用」が最も多く(43.5%)、次いで「スマートフォンのアプリを利用」(27.6%)、「スマートフォンからインターネットを利用」(23.4%)だった。10代と20代に限って見てみると、「スマートフォンのアプリを利用」が最多で(10代:38.9%、20代:37.8%)、スマホアプリからの購入が若年層で浸透してきていることがわかった。
◆2割強が、ファッションECで「返品」経験あり。約半数が満足できず
直近1年以内にファッションECを利用した人のうち、「購入した商品に満足できず、返品をしたことがある」人は24.6%、「購入した商品に満足できなかったが、返品はしなかった」人は22.5%だった。合計すると47.1%は何らかの理由で満足しなかったことがあるようだ。一方、「購入した商品に満足したので、返品はしなかった」人は48.9%だった。
◆4割強が、「ECの試着サービスに、興味あり」
ファッションECで商品を購入する前にさまざまな方法で提供されている「試着サービス」について、「利用したことがある」人は16.9%、「利用したことはないが、興味はある」人は42.9%だった。既に2割弱の人に利用経験があり、4割強が興味を持っていた。一方、「興味はない」人は21.1%、「知らない」人は19.2%だった。