視聴行動分析サービスを提供するニールセンは、スマートフォン視聴率情報Nielsen Mobile NetView(ニールセン・モバイル・ネットビュー)、および、PC版インターネット視聴率情報Nielsen NetView(ニールセン・ネットビュー)のデータをもとに、2016年の日本におけるPCとスマートフォンの2スクリーンでのインターネットサービス利用者数ランキングを発表した。
2016年におけるPCからの利用者数TOP10サービスをみると、2015年のTOP10サービスのうち9つのサービスがランクインしており、大きなランキングの変化は見られない。利用者数が最も多かったのは「Yahoo!」で、2位の「Google」よりも約1,200万人多い、3,412万人が利用していた。(図表1)
一方、スマートフォンアプリでは、利用者数TOP10サービスのうち9つのサービスで利用率が2ケタ増となった。最も利用者数の多かったアプリは4年連続「LINE」で、利用者数は2015年から668万人増加し4,353万人となっている。「LINE」は2-6位までのアプリよりも対前年増加率が高く、2位以下を引き離す形となった。TOP10のうち増加率が高かったのは「Twitter」と「Yahoo! JAPAN」アプリで、それぞれ2015年から「Twitter」は26%、「Yahoo! JAPAN」は33%利用者を増やし、昨年からランクを上げている。(図表2)
また、新作のスマートフォンアプリのうち、2016年10月時点で最も利用者数の多かったアプリは「Pokémon GO」であった。平均月間利用者数ではTOP10入りしなかったものの、リリース当初の7月や8月ではTOP10入りをする健闘をみせ、2016年10月時点でも1,126万人が利用し、ゲームカテゴリ内で利用者数1位となっている。2位は動画コミュニケーションアプリの「スノー SNOW」(382万人)、3位はインターネットテレビアプリの「AbemaTV」(380万人)がランクインしている。(図表3)
2016年12月21日