アプリストアでの消費支出は2020年に1000億ドルを突破?「モバイルアプリ市場予測レポート」発表
2016年2月12日 14時58分更新
App Annie(アップアニー、米・サンフランシスコ)は、015年から2020年までの5年間の世界のアプリ市場に関する市場予測をまとめた「モバイルアプリ市場予測レポート」を発表した。
このレポートは、2020年までのアプリ市場の成長予測と、その成長を牽引する地域、カテゴリ、プラットフォームに関する分析がまとめられている。
今回のApp Annieの市場予測では、2015年から2016年の1年間で世界のモバイルアプリストアの収益総額は24%成長して509億ドルへと達し、2020年には1000億ドルを突破すると見込んでいる。特に、アジア太平洋地域におけるアプリ収益は、中国市場の成長に牽引される形で、2020年までの5年間で2.5倍に成長し、575億ドルに達すると予測された。
カテゴリー別の収益では、依然としてゲームカテゴリーの割合が大きく、2015年には全アプリストア収益の85%以上を占めている。今後もアプリストアの収益においてゲームが高いシェアを保つものの、非ゲーム系のカテゴリがシェアを増していくとApp Annieは予測している。これは、音楽ストリーミング、動画ストリーミング、そしてマッチング系アプリでのサブスクリプションモデルの成長によって牽引されるものだという。
また、アプリのエコシステムは、アプリストアにとどまらず、Eコマースやアプリ広告といったアプリストアの外にも大きく広がりを見せている。全世界のAndroidスマートフォンにおけるアプリの利用時間は2014年から2015年の1年間で63%増加しており、特に「メディア&動画」アプリでは93%利用時間が増加したほか、「交通」と「ショッピング」アプリでそれぞれ123%と160%と大きな増加が見られた。このことから、Eコマースや広告といったアプリストアの外側での収益も大きく成長していることが推測されている。
詳しいレポートの内容は以下のURLを参照していただきたい。
http://jp.blog.appannie.com/app-annie-releases-inaugural-mobile-app-forecast/
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