App Annieは小売アプリ市場レポートを公開、日本はアパレル系とポイントサービスが強い傾向

2015年11月24日 18時05分更新


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 スマートフォンアプリの市場データを提供する調査・分析会社であるApp Annieはアメリカ、イギリス、日本の市場を比較分析した「小売アプリ市場レポート」を公開した。本記事では日本市場の状況に焦点を当て、見てみたい。なおレポート中では「小売業者がリリースしたアプリ」と「B2Bの商取引を支援するアプリ」を「小売アプリ」の対象としている。

 小売りアプリの販売チャネルを見てみると、日本は他2国と比べて「実店舗とオンラインの併用」が最も多い割合を占めた。一方で「モバイルに特化」の割合は他2国よりもかなり低くなっており、モバイルアプリが小売市場のカギとなると見られている中、その潮流から遅れてしまっていると指摘できる。
 なお「オンラインのみ」の業者ではAmazonが3ヶ国全てで過半数を占めた。ただし楽天市場と競合したため、日本が最もシェアが低くなったという。

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 小売アプリの製品カテゴリーでは、日本は雑貨の割合がトップに。次いで家電製品、衣料の順となった。他2国と比べると、ドラッグストアやスーパーマーケットが含まれていない点に特徴が出ている。

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 小売アプリのダンロード数ランキングでは、1位はAmazon、2位は楽天市場、3位はヤマダ電機、4位はユニクロ、5位はWEARという順になった。上位10位にアパレル系が4つランクインしており、これは他2ヶ国には見られない傾向となっている。
 またヤマダ電機、MUJI passportなど、実店舗に来店することでポイントなどのインセンティブが受けられるアプリの人気が高い点も日本市場ならではの傾向となっている。

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 Androidアプリのアクティブユーザー数ランキングでは1位Amazon Android、2位楽天市場、3位楽天Edy、4位ヤマダ電機、5位Amazon Shoppingという順に。他2ヶ国と比べると楽天Edy、nanacoといった電子マネーアプリのランクインが特徴だと指摘されている。

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 iPhoneアプリのアクティブユーザー数ランキングは、1位、2位はAmazon、楽天市場とAndroidと同様の結果に。ただし3位GU、4位AppleStore、5位MUJI passportと、3位以下は異なる結果となった。またポイントアプリが多数ランクインする結果にもなっている。

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 詳細なレポートは以下のリンクから参照してもらいたい。
・ショッピングの新しい時代:小売アプリ市場レポート:http://jp.blog.appannie.com/retail-apps-competing-worlds-most-valuable-shoppers/

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