SNS利用者満足度はInstagramが1位に、利用率・使用時間も昨年度比で大きく向上

2015年7月29日 16時34分更新


 7月29日、ICT総研は2015年度のSNS利用動向に関する調査結果を発表した。

 調査によると日本のSNS利用者は2015年末までに6,451万人(普及率65%)に達する見込み。2015年の年間純増者数は428万人となると予測されており、1ヶ月平均で約36万人の利用者が増加を続けている結果となった。
 利用者層をみてみるとこれまでは若年層が多かったが、40〜50代以上の年齢層も拡大してきている。このまま普及が進めば2017年末には利用者数は6,912万人、ネットユーザー全体に占める利用率は69.2%に達する見通しであるという。

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 またICT総研はSNSに関するアンケート調査も7月に実施しており、4,227人のアンケート対象者のうち72.9%が「人とのコミュニケーション」を行う目的でSNSや通話・メールアプリを利用していると回答している。
 主なSNSの利用率をみてみると1位はLINEで57.5%。次いでTwitterが36.6%、Facebookが34.7%で続いている。Skype、Google+、mixiは利用率が約10%で伸び悩んでいる中、Instagramは昨年より大きく利用率を伸ばした結果となっている。

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 利用者満足度に関するアンケート調査ではInstagramが74.2ポイントを獲得して1位に。2位は73.3ポイントでLINE、3位は70.9ポイントでTwitterとなった。なお本アンケートではコミュニケーションツールとしてのSNSの満足度について聞いているため、mixiは59.2ポイントに留まっている。

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 SNSの利用時間について1年前の調査と比較してみると、利用時間の増加が見られたのはLINEとInstagramとなった。LINEは利用者の51.7%が、Instagramでは利用者の77.3%が利用時間が増えたと回答している。一方でFacebook、Twitter、Google+、Skypeの利用者では利用時間について「あまり変わらない」が5割から6割を占める結果となっている。1日に1時間以上SNSを利用する人の割合では、LINEが33.7%、Twitterが35.5%と高めであるのに対してFacebookは18.6%に留まっている。

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 アンケートではSNSでコミュニケーションを取りたくない相手についても調査している。SNSを利用する217人へのアンケート結果では33.2%の人が「親しくない知人・友人」とはSNSでコミュニケーションを取りたくないと回答。次いで「実生活でつきあいのない知人(ネット上だけの知人など)」が32.7%、「会社の上司」が29.0%、「仕事上の取引先・客」が25.8%と続いている。

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 またSNSで50人以上の友達とつながっている人の割合は、LINE利用者の約40%、フェイスブック40%、ツイッターで47%に達しており、今後もSNS上でのコミュニケーションが今後更に増えていく中で、サービス提供事業者にとって連絡を取りたくない人とのコミュニケーションのあり方も課題となってくるとICT総研は指摘している。

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