楽天、22Q1決算発表。

2022年5月16日 14時14分更新


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 2022年度第1四半期の連結売上収益は4,371億円(前年同期比11.7%増)と順調な増収な一方、営業損益は1126億円となった。
Non-GAAP営業損失は983億円で、モバイルにおける基地局設置等の先行投資等により膨れ上がった。Non-GAAP営業利益は420億円となった。

■エコシステムの拡大
 楽天エコシステムを利用するユーザー数は増加が続き、同社グループサービスを2サービス以上利用するユーザーの割合は74.8%と継続的に伸長。同社グループサービスにおける月間アクティブユーザー数も、昨年に引き続き11.2%増と堅調に増加が続いた。
 また、楽天スーパーポイントは、2021年に5300億円分発行されたうち90%以上が使用されており、グループの人気を押し上げている。

 

■セグメント別
「インターネットサービス」「フィンテック」「モバイル」の全セグメントで増収。

●インターネットサービス
 当第1四半期の売上収益は、2,458億円(前年同期比9.3%増)。セグメント損益は180億円(前年同期比56.7%減)となった。セグメント損益については、前年同期にフィンテック関連企業への株式投資評価益等306億円計上したことが影響した。
 一方、主力サービスである国内ECにおいては、売上収益が1,825億円(前年同期比11.9%増)、営業利益は215億円(前年同期比77.3%増)を記録。各ECサービス流通総額は業界を上回る水準で順調に推移。「楽天市場」は、コロナ禍における業績押し上げの影響をうけた前第1四半期と比較しても高伸長し、収益増加に大きく貢献した。

●フィンテック
 当第1四半期の売上収益は1,581億円(前年同期比4.3%増)。セグメント損益は228億円(前年同期比7.3%減)。
カードと銀行を中心に順調に伸長している。
 「楽天カード」は、発行枚数が2,600万枚を突破する等、顧客基盤の拡大が継続。当第1四半期連結累計期間においても、オンラインショッピングを中心に取扱高は引き続き堅調に伸長している。
 「楽天銀行」は、新規口座数の増加が続いており、2022年3月には預金口座数が1,230万口座を突破。国内のインターネット銀行として最多となった。単体預金残高は前年同期比36.1%増。
 「楽天証券」においては、国内株式取扱高は過去最高を更新。また、2022年3月には総合口座数が768万を突破し、新規の口座開設数も4年連続で1位となった。

●モバイル
 当第1四半期の売上収益は804億円(前年同期比44%増)。大幅増収となったものの、モバイルにおける基地局設置等の先行投資のため、セグメント損失は1350億円となった。
 2022年2月には、楽天回線エリアの4G人口カバー率が96%に到達したほか、楽天モバイルショップが1,000店舗を突破したこと等により、契約申し込みが引き続き順調に進捗。
また、通信料金を1年間無料とするキャンペーンが2021年4月8日に終了したことに伴い、通信料金の支払を開始したユーザーが増えたほか、端末販売の増加も収益増加に寄与した。
 四半期業績の見通しは、予定通り2022年度第2四半期以降回復を見込んでいる。

■「楽天メール」開始
また、Rakuten Linkで送受信するキャリアメール「楽天メール」を2022年7月1日より開始予定。メールアドレスの移動については8月から対応予定だ。

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