通期予想を上⽅修正、配当も5円増額―NTT決算

2022年2月7日 16時45分更新


 NTT <9432>は2月7日、2021年度 第3四半期決算をオンライン会見にて発表した。

■決算概況
 営業収益は8兆9232億円(対前年2.1%増)、営業利益は1兆5397億円(対前年2.5%増)、当期利益は1兆303億円(対前年24.0%増)。営業収益・営業利益・当期利益いずれも過去最高となった。
また年間配当予想は5円増配で、110円から115円とした。

■セグメント別での実績
 通信事業は増収減益。移動セグメントと長距離の負債を、地域とデータ通信セグメントがカバーした。成長分野のスマートライフ領域は、ポイント会計制度の見直しを除けば、金融決済の伸びや法人ソリューションの拡大で順調。

■通期の業績予想
 通期の業績予想は、通期の同利益を従来予想の1兆850億円から1兆1000億円に上方修正する。好調な業績を反映し、全てにおいて上方修正となった。

■ahamoの契約者数と、エコノミーMVNOの手応え
 質疑応答では、ahamoの契約者数とエコノミーMVNOの手応えについて聞かれると、代表取締役社長の澤田氏は「(ahamoは契約者数を)開示をしていないが好調」「200万半ばくらいまで来ている」と答えた。
エコノミーMVNOの手応えについては、「提供の遅れもあるが認知が十分でない」12月あたりからプロモーションを入れ始めており、これからが楽しみである。見守りたいとした。

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