訪日外国人過去最多も、東海道エリアに集中――インバウンドトレンド調査

2015年7月14日 10時33分更新


・2015年5月の訪日外国人旅行者数は過去最多

・一方で、都道府県別の外国人宿泊数シェアは東海道エリアか北海道、沖縄に集約

・これを受け、国はゴールデンルート以外の観光ルートを促進

 
 
 「楽天トラベル」では近年の訪日外国人の旅行・観光動向をもとにした新たなインバウンドトレンドを発表した。

 日本政府観光局(JNTO)が発表した「訪日外客数の動向」データによると、2015年1月~5月の累計訪日外国人旅行者数は前年比+44.9%と大幅に増加しており、海外から日本への旅行需要は好調に推移している。その背景には円安傾向の継続や航空路線の新規就航や増便などが挙げられ、夏休み期間のインバウンド予約は前年同期比+104.9%と好調に推移。

 ただし2014年の都道府県別外国人延べ宿泊者数シェアを見ると、上位には東京から大阪を結ぶ「ゴールデンルート」エリアや北海道、沖縄のリゾート地への偏りがみられる。

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 観光庁が発表した2015年版「観光白書」では、客室稼働率が東京都は81.5%、大阪府は81.4%と主要都市が8割を超える一方で、47都道府県の稼働率の標準偏差は7.7%から10.2%に拡大しており、地域差が広がったことを指摘。これを受けて国は、「ゴールデンルート」以外の地域への観光需要創出を目指し、「広域観光周遊ルート形成計画」を認定。「ゴールデンルート」に代わる新たな観光ルートの促進を進め、 「2020年に向けて2,000万人」を目指す。

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