【Interop Tokyo 2016】ヤマハ、無線LANアクセスポイント「X15」を参考出展

2016年6月10日 21時05分更新

 6月8日(水)から10日(金)までの3日間、日本開催23回目となる国内最大級のICT イベント「Interop Tokyo 2016」が千葉の幕張メッセで開催された。今年のメインテーマは「IoT」「セキュリティ」「SDI/NFV」の3つ。出展社数は527社となり、前年の486社から40社ほど増加し大きな賑わいを見せた。
  
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 また、同時開催展として、「Connected Media」「デジタルサイネージ ジャパン」「ロケーションビジネス ジャパン」「APPS JAPAN(アプリジャパン)」も開催された。
  
 本稿では、数多くの展示品の中から、ヤマハのブースに展示された製品をご紹介したい。
 
 
 ヤマハは先月発表した企業向けのオールインワンルーター「NVR510」と「NVR700W」、そして同じく先月発表したクラウド型ネットワーク統合管理サービス「Yamaha Network Organizer(YNO)」のデモを行った。
 
 「NVR510」と「NVR700W」は、小型ONUを挿し込むONUポートを搭載し、別途据置型ONUやVoIPアダプター等を接続することなく、1台で光回線へ接続できる。
 いずれも多彩なVoIP機能に対応しており、ネットボランチ電話番号を利用したネット電話機能や、機器単体でも実現可能な内線VoIPの利用に加え、外部サービスとの連携も出来る。NTT東日本/西日本が提供するフレッツ光ネクストの「ひかり電話」や、楽天コミュニケーションズが提供するVoIPサービス等にも対応している。
 そしてNVR700Wは、本体に無線WAN機能を内蔵。4バンドに対応したLTEモジュールを内蔵し、別途USB接続型データ通信端末を用意することなく3G/LTE携帯電話通信網が利用できる。また、これまでRTXシリーズのみで対応していたIPsecなどのVPN機能、OSPFやBGP等の各種のダイナミックルーティングプロトコルにも対応する。
 
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 また、6月開始のクラウド型ネットワーク管理サービス「Yamaha Network Organizer(YNO)」は、クラウド上で複数のネットワーク機器を一元管理できるほか、設定情報の保管や機器の設定変更、ファームウェア更新もすべてクラウド上でコントロールできる。
 
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 さらにヤマハのブースでは、企業向けの無線LANアクセスポイント「X15」が展示された。現在販売中のWLX302/WLX202の上位機種となる。IEEE 802.11ac/nに対応しており高速通信が可能。電子証明書の発行・配布機能も単体で備えている。
 背面にはアンテナ端子を備えており、外部アンテナの接続が出来るほか、反射板を設けており、電波を前方で飛ばすようにして指向性の高い通信を実現する。なお、発売時期やその他詳細は開発中のため未定となっており、今回は参考出展となったが、非常にみどころのある展示ブースとなっていた。
 
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