【第25回 Japan IT Week 春】 IoTでライフスタイルは変わっていくのか

2016年5月15日 22時10分更新

 2016年5月11日(水)~13日(金)の3日間、東京ビッグサイトで「第25回 Japan IT Week 春」が開催された。「第6回 スマートフォン&モバイルEXPO 春」や「第5回 IoT/M2M展 春」など、12の展示会が同時に開催されて大きな盛り上がりを見せた。
 本稿では、「IoT/M2M展」に展示されていた一部の製品をご紹介したい。近い将来、これからご紹介する製品が家電量販店などに並び、我々の生活を変えていくのかもしれない。
 

セーフメーター(オプテックス)

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 滋賀県大津市に本社を置く業務用・産業用センサーメーカーであるオプテックス社。同社が提供するのが、運転者に気づきを与え、安全運転の取り組みを「見える化」するセーフメータ・データサービス。
 セーフメーターを車に設置することで、安全運転の度合いを測定。ゆっくり発進や停止の回数、また現在の連続・最高記録を表示される。そして、セーフメーターからクラウドサーバーへ運転データが自動で転送され、転送されたデータをサマリー化。運転者は一元管理されたデータを、PCやスマホから運転傾向やドライバーランキングなどとして閲覧・確認することが出来る。
 同サービスを導入した企業では、安全運転により事故率が半減するなど、事故や保険料の削減、燃費の向上に効果を発揮しているという。
 
 

ウェアラブルアイトラッキング(トビー・テクノロジー)

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 トビー・テクノロジー社はスウェーデン発の企業であり、アイトラッキング(視線計測)技術の分野では世界最大手である。同社が提供するのが、「人々が、どこを、何を、どのように見ているのか」を計測するハードウェアと、収集したデータを分析するソフトウェア。消費財、自動車、インターネットなどの企業で、人間行動研究やマーケティング調査に活用されている。
 同社が提唱する次世代ナチュラルUI「視線入力」は、ユーザーインターフェイス操作の手段として、ゲーム、自動車、医療、セキュリティなど多種多様な分野の製品に応用されることが期待される。
 
 

美姿勢センシング(NEC)

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 NECがグンゼとの技術協力で開発した、ウェアラブル端末が実装された衣料型ウェアラブルシステム。同製品を着用することが得られたデータは、無線通信でスマートフォンに自動送信され、専用アプリケーションにより自身の生体情報を確認することができる。
 また、データはスマートフォンを経由し、NECのクラウド上に蓄積されるため、サービス事業者もそのデータを閲覧・活用することが出来る。
 同製品の用途として、スポーツクラブのサービスプログラムや従業員管理(作業姿勢・体調管理など)、接客時の姿勢改善などが想定されるという。
 
 
 昨今、様々なメディアを賑わしているキーワード「IoT」。すでに多くの製品やサービスが生まれ、製造や物流、医療やインフラ、その他多様な産業を巻き込んで世界規模で大きな変革が起きている。
 我々の生活は、これから新たな世界へと変わっていくのかもしれない。そして日本の企業も、この産業変革の波に乗るため、多くの製品・サービスの開発を進めている。世界規模で巻き起こる各産業のIoTの拡大に対して、日本の企業はこれまでに構築してきた強みを最大限に発揮し、熾烈な競争を勝ち抜くことができるのだろうか。今後のIoT市場の動向に注目していきたい。
  
 
 

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