純正ナビよりも市販ナビの方が満足度が高い傾向――日本ナビゲーションシステム顧客満足度調査

2015年10月26日 16時44分更新


 J.D. パワー アジア・パシフィックは2015年日本ナビゲーションシステム顧客満足度調査の結果を発表した。

 当調査は最近2年間(2013年4月~2015年3月末)に市販据え置きナビゲーションを購入したユーザーを対象にWeb調査にて実施され、調査期間は2015年7月下旬から8月上旬にかけて、2,301人から回答を得ている。
 またナビを車載情報機器としての評価を測定するため、「ナビゲーション機能」、「音楽/映像機能」、「操作性」「モニター」の4つのファクターに基づいて総合満足度(1,000点満点)を算出している。

 総合満足度1位となったのは589ポイントでアルパインの「ビッグXシリーズ」。昨年より16ポイント向上させ、4年連続1位を受賞した。全ファクターにおいてポイントが向上し、「操作性」以外では10ポイント以上の高い伸びとなっているという。
 2位は555ポイントでパイオニアの「サイバーナビシリーズ」となった。こちらは昨年よりも「ナビゲーション機能」ファクターで10ポイント、「操作性」ファクターで12ポイントの改善がみられている。
 3位は544ポイントでケンウッドの「MDVシリーズ」、4位は534ポイントの同率でパナソニックの「ストラーダRシリーズ」、パイオニアの「楽ナビシリーズ」が続いている。

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 ファクター別に見ると、満足度に対する影響度としては「ナビゲーション機能」が42%で最も大きくなった。続けて「音楽/映像機能」で21%、「操作性」が20%、「モニター」が17%という順になっている。昨年と比較すると「ナビゲーション機能」は昨年の525ポイントから変動はなく、「音楽/映像機能」で3ポイントの向上で538ポイント、「操作性」で6ポイント向上し519ポイント、「モニター」で7ポイント低下し565ポイントとなっている。

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 また市販据え置き型ナビゲーションに対する満足度は、純正ナビゲーションと比較して高い傾向にあることも調査から判明している。購買時の行動にも両者には差があり、「事前にナビに関する何らかの情報を見聞きした」割合が市販据え置き型ナビ購買層は77%と純正ナビ購買層に比べて22%高く、市販据え置き型ナビゲーションの購買層は純正ナビゲーションと比較してより積極的であると言える結果となった。
 次回購入意向についても、次回も市販据え置きナビを購入すると回答した層の満足度が552ポイントと最も高く、純正ナビ(ディーラーオプション)の535ポイント、純正ナビ(標準・MOP)の514ポイントよりも大きく上回る数値を残した。更に高い満足度(800ポイント以上)を有しているオーナーの72%は次回も市販据え置き型ナビを購入する回答しており、両者で如実に差が現れている。

 J.D. パワー アジア・パシフィックのオートモーティブ部門 執行役員 木本卓氏は「純正ナビゲーションは、今後安全装備等の新技術を取込みながら、自動車全体の操作性との一体化が更に進んでいく傾向にあり、市場に占める割合も増えていく可能性がある。そのような中で、市販据え置き型ナビゲーションの魅力である個性的な商品特性をどのように訴求し、市場全体におけるポジションを強化していくのかが大事なのではないか」とコメントしている。

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