MOOCの認知度上昇も、利用者数は少なく――「大学のオープン化に関する調査」

2014年12月5日 10時00分更新


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・MOOCとはネット上で大学の講義を公開し、修了証を取得できる仕組みのこと

・欧米において取り組みが盛んだが、日本でも主要大学ではじまりつつある

・MOOCを知らない人は78.5%と大多数だが、昨年よりは認知度は向上

 
 
 NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューションは日本オープンオンライン教育推進協議会事務局長 福原美三教授らと共同で「大学のオープン化に関する調査」を実施した。本調査は毎年実施しており、今回は8回目の実施となる。調査期間は平成26年9月18日(木)~平成26年9月24日(水)で、対象は全国の10~60代以上の全国1289名。

 オープンエデュケーションとは大学の講義をインターネットで無償公開する活動になり、国際的には欧米を中心に拡大を続けている。さらに、インターネット上で公開された講義を閲覧して、さらに修了証を取得できるMOOC(Massive Open Online Courses 大規模公開オンライン講座)が既に何年も前から米国などを中心に海外で活動が盛んであり、2014年から国内でも主要大学をはじめその取り組みがはじまっている。

 MOOCのの認知や利用意向を確認したところ、認知度は昨年調査では「知らない」が95.7%であったが、今年調査では78.5%と大幅に下がっており、認知率の向上が見られる。しかし詳しく知っている方は依然として少なく、「名前を聞いた事がある」方がそのまま増加した格好と言える。MOOCの利用についても利用経験者は昨年調査では1.4% だったのに対して、今年は2.4%と微増ではあるが、未だ大多数の人々は利用経験がない。

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 MOOCの学習に用いる端末については、パソコン利用が全体の半数を占めるが、スマートフォン、 タブレット端末で学習する人の割合も合わせて23%おり、多様な環境での学習が始まっていることが伺える。また、学習場所についても自宅が51%、その他の場所が46%と拮抗しており、モバイルでの学習も確実に進行していることが見られる。

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