パナソニック社長が日本人で唯一ランクイン ― フォーチュン誌「Businessperson of the Year 2015」

2015年11月14日 15時35分更新


 経済誌「FORTUNE(フォーチュン)」が今年の最優秀ビジネスパーソン「Businessperson of the Year(ビジネス・パーソン・オブ・ザ・イヤー)」50人を発表した。パナソニック株式会社 津賀一宏社長が構造改革や事業戦略推進におけるリーダーシップを高く評価され、30位に選出された。これは2015年の全選出者の中で日本人として唯一のランクインとなっている。

 フォーチュン誌「ビジネス・パーソン・オブ・ザ・イヤー」は、企業の株価パフォーマンスや、リーダーシップ、影響力など約10項目の選考基準と有識者の意見などを加味し、50人が選出されています。

▼FOURTUNE Businessperson of the Year List (英語)
http://fortune.com/businessperson-of-the-year/

▼30位:パナソニック株式会社 代表取締役社長 津賀 一宏
(以下、講評和訳)
“2015年、パナソニックの津賀一宏社長は日本流の企業文化に大鉈を振るい、大規模な人員削減と厳しいコストカットも経て、世界的なエレクトロニクス大手としての自社の方向転換に奔走した。長らく家電メーカーとして知られてきた同社の軸足を、成長性・利益率ともに高いBtoBシステムや住宅、環境革新分野(有名なテスラモーターズ社との車載電池での協業もここに含まれる)に移したのだ。彼がリーダーシップを取ったこの3年間で、パナソニックはその収益性を回復し、復配し、株価を2倍にすることができた。アメリカンマッスルカーのファンという一面も持ち(彼はカリフォルニアで修士号を取っている)、今年59歳になる同社生え抜きの津賀社長は、現在、拡大・買収路線を取っており、2019年度までに、直近実績より3割近く高い、年間売上高10兆円(約800億USドル)の達成を目指している。

  

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