セブン-イレブンがコンシューマー、ビジネス向けともに躍進――日経BPコンサルティング「ブランド・ジャパン2015」

2015年4月3日 13時30分更新


 3月27日、日経BPコンサルティングはブランド価値評価調査「ブランド・ジャパン2015」の結果をまとめ、発表した。

 「ブランド・ジャパン」は今年15回目を迎える日本最大規模のブランド価値評価調査プロジェクトで、「BtoC(コンシューマー市場)編」(調査対象1,000ブランド)と「BtoB(ビジネス市場)編」から成っている。
 一般消費者、ビジネスパーソンの声に耳を傾けるアンケート調査であるため、どのようなブランドが高い評価を受けているのかが、ランキング形式で如実に表れる点に特徴がある。
 今回の調査は2014年11月から12月にかけて実施され、回答者数は約5万4千人。調査方法は以下の通り。

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・BtoC編

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 BtoC編の「総合力」ランキングではセブン-イレブンが初めて首位に輝いていた。「総合力」を構成する4つの因子別スコアでは「フレンドリー」、「イノベーティブ」、「アウトスタンディング」の3つの項目を前回から大きくスコアを伸ばしているのが要因のようだ。

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 また今回から同社のプライベートブランド「セブンプレミアム」も「ブランド・ジャパン」に初登場して144位を獲得している。「頻出単語」ランキングでは、第2位に「便利」が、第4位に「近い」が入っており、同社が掲げるメッセージが消費者からストレートに評価された結果と分析されている。

 BtoC編の2位にはYouTubeが自身の過去最高位でランクイン。「最近使っている」のポイントを前回の40.7%から53.3%に向上させ、同項目のランキングで第1位を獲得している。ユーチューバーという言葉が誕生したように、誰もが発信者になれることを強く印象づけたテレビCMが奏功したとしている。

 3位は日清食品。食品業界の最高順位を更新した。同社は2013年から製品開発プロセスを見直すことで3ヵ月で発売できる体制を構築し、そこから次々と新商品を送り出したことで「イノベーティブ」スコアの上昇させることに成功したようだ。そのような中でヒット商品も登場させ、「フレンドリー」のスコアも高めている側面もある。

 4位はスタジオ・ジブリ、5位はAmazon、6位はハーゲンダッツ、7位はGoogle、8位はディズニー、9位はApple、10位はキューピーとなっている。
 
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 BtoC編の「総合力」上昇ランキング首位は「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」。2014年7月にオープンした新アトラクション「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」で注目を集め、「イノベーティブ」と「アウトスタンディング」の2因子を高めたのが要因のようだ。
 「総合力」上昇ランキングの2位は上述の通り総合力ランキングで1位となったセブン-イレブン、3位は5Kディスプレイモデルを登場させユーザーの関心を集めたiMacと続いている。

・BtoB編

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 BtoB編の「総合力」ランキング首位となったのは4年連続となるトヨタ自動車。第2位を20.6ポイント引き離しており、「人材力」うや「先見力」といった項目でもそれぞれ1位、2位を獲得している。

 2位はセブン-イレブン。こちらでも高い順位に位置づけた。「先見力」、「人材力」、「活力」の項目の評価が向上している。
 3位はANA。前回の第12位から大きく順位を上げた。トヨタ自動車に次ぐ「人材力」の評価が躍進の要因のようだ。

 4位は同率でGoogleとパナソニック、6位はソフトバンク、7位はApple、8位はキヤノン、9位はサントリー、10位はセブン&アイ・ホールディングスと続いている。

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 BtoC編の「総合力」上昇ランキングでは1位に新日鐵住金。2位は三井ホーム、3位はヤマハ発動機となっている。

 BtoB編の結果は、社会の変化に対する適応力ともいえる、「先見力」と「人材力」で先頭を走る企業が「総合力」トップでも名を連ねた傾向があったと分析されている。

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