2015年「学割」加入者の満足度1位はauに――2015年 携帯電話の「学割・U25割引」利用動向調査

2015年4月23日 12時02分更新


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・「学割」加入者数構成比は、NTTドコモが2015年、2014年以前ともにトップ
・2015年加入者の満足度トップはau。2014年以前加入者の満足度は拮抗
・料金を支払うのは保護者が80%。購入時には学生本人の意見重視が42%
・「GPSで居場所を把握できる」、「SNS等で依存症になる」との実感が増加

 
 
 4月22日、ICT総研は「2015年 携帯電話の『学割・U25割引』利用動向調査」の結果を発表した。同社は「学割」利用の実態を定点観測してきており、今年で3年目の調査となっている。

 調査は携帯電話を利用する子供を持つ親982人に対して実施され、手法はWebアンケートを採用。実施期間は2015年4月13日から14日までで、Webアンケートと併せて学生の携帯電話利用者数の市場規模についても推計している。

 まず今年度から「学割」という名称、対象範囲は変化してきているという。2015年にNTTドコモが従来の学割に代わって「U25応援特割」、「U25応援割」を導入して対象を25歳以下に拡大させたのをきっかけに、au、ソフトバンクも共に「学割」の名称自体は残しつつも、学生に限らず25歳以下を対象にした内容に変更。2014年以前と比べて様変わりしているのが現状だ。

 そんな中、今回の調査によると2015年1月以降に「学割」および「U25割引」に加入したと答えた回答者は189人で、2014年以前に加入したと答えた回答者は389人であった。
 2015年加入者の回答者数トップはNTTドコモで(45.6%)、auとソフトバンクが25.4%で並んだ。同様に2014年以前加入者で見ると、ドコモが37.4%、auが36.0%、ソフトバンク23.3%という構成比で、ドコモ連続で大きくシェアを獲得していることが分かる。

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 また「学割」および「U25割引」の満足度をみてみると、2015年加入者ではauが74.5ポイントでトップとなった。次いでソフトバンクが69.3ポイント、NTTドコモが56.3ポイントと続いている。2014年以前では各社が拮抗している結果となっているので、「学割」がリニューアルされた今年度ではauが評価を上げた形となっている。

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 次に学生が端末を購入する際に誰の意見が最も重視されるのかだが、「保護者」が48.1%でトップ、「学生本人」 42.0%、「学生と保護者が半々」 10.0%と続いている。1年前の同調査では「学生本人」 の方が割合が高かったが、今年は立場が逆転している。
 利用料金については「保護者」 79.7%、「学生本人」 18.6%で、やはり「保護者」が大勢を占めた。

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 「子供に携帯電話を利用させるにあたり、感じること」では良い実感として「子供が外にいても、すぐに連絡が取れる」が57.6%で最も大きな支持を集めている。しかし「利用時間が長すぎて、勉強時間が十分に取れなくなる」が26.4%、「SNS等に熱中しすぎて、ネット依存症になってしまう」が25.6%と、悪い実感が上位に続いていしまっているので、やはり保護者としては利便性の一方で不安を抱くことが多いようだ。

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 「学割」サービスは学生の囲い込み競争からその家族の囲い込み競争に発展していった経緯があり、今年は更に割引対象者が拡大されて「子供割」、「若者割」という位置づけに変化したとICT総研は位置づけている。今回の調査によって国内の人口が減少局面にある中、この年代はキャリアにとってますます重要な市場であることが浮き彫りなったようだ。

 なお詳細なレポートについては以下を参照してもらいたい
ICT総研:2015年 携帯電話の「学割・U25割引」利用動向調査

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