スマートフォンキャリア総合満足度1位はソフトバンク――オリコン スマートフォンキャリア顧客満足度ランキング

2014年9月4日 17時06分更新


 オリコンは「2014年度 顧客満足度の高い携帯キャリア(スマートフォン)ベスト3」の結果を発表した。

 調査期間は2014年6月13日~6月17日。回答者数は10,105人。調査対象は過去3年以内にスマートフォンを新たに購入(機種変含む)し、今現在保有している15才以上の男女となっている。

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 総合1位となったのはソフトバンク。「端末商品」「商品ラインナップ」「料金プラン」「キャリアサービス」の4項目で1位となっている。「端末商品」と「料金プラン」の満足度はユーザーにとってキャリアを選ぶ際の重視項目となっており、これらの項目で1位を獲得したことが要因であると思われる。
 また男女別では男性で1位、世代別では40代以上に好評化されている。都道府県別だと他2キャリアを圧倒する25の都道府県で1位となっており、総合満足度1位を反映したかたちだ。
 利用者の声には「スタッフの対応が丁寧でわかりやすい。料金も手ごろで良い」「料金がわかりやすく、先進的なサービスが最初に始まる会社なので良い」等があり、料金や会社の姿勢が大きく評価されているようだ。

 2位はau。「ネットのつながりやすさ」「アフターケア」「ショップの対応」の3項目で1位となった以外に、女性や若年層から支持されている結果となった。
 「4Gエリアの拡大が実感でき、とても評価している」「田舎の方に行っても、繋がりやすいと周りからの評判が良い」「通信速度が速いし、繋がりやすくて良い」など、ユーザーの声もネットのつながりやすさを評価するものが多い。
 3位はdocomo。「通話品質」で1位となったものの、都道府県別ではわずか5府県でしか1位をとれておらず、苦しい結果となった。ユーザーの声には「携帯電話の企業になかでやはり一番信頼でき、規模も大きい」「電話の老舗であり、どこに行ってもしっかり繋がるので良い」など企業規模・歴史から信頼を得ているのが分かる。

 各社とも価格競争から価値競争へと方針を転換し、そのため顧客満足度が重要な位置づけとなっている。今回の調査ではソフトバンクが1位となったものの、調査期間の後に新たに発表された「新料金プラン」は各社とも五十歩百歩な差しか見て取れず、横並びになってきている。各キャリアごとの魅力が出るよう、努力していってもらいたい。

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